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あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】嫌われる勇気

【本の読書記録パート1】 「嫌われる勇気」
 
対人関係に悩む人に全てに捧げる本。
青年と哲人による会話形式となっており、読みやすい一冊でした。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

要約

「嫌われる勇気」とは…「幸せになる勇気」である。
 
すべての悩みは「対人関係の悩み」である。
人は今この瞬間から変われる、世界はシンプルであり誰でも幸福になれる。対人関係に悩む人は劣等感を過敏に感じるあまり、他者から嫌われ対人関係の中で傷つくことを過剰におそれている。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、他者の期待を満たすために生きてはいけない。
「課題の分離」は、「わたしはわたし、あなたはあなた」という境界線を引く発想のこと。個人ができることは自らの生について「自分の信じる最善の道を選ぶこと」であり、その選択について他者がどのように評価を下すのかを気にしてはいけない。変えられるものと、変えられないものを見極めることが重要。自己肯定から自己受容(ありのままの自分を受け止める考え方)へと意識を変える。個人が他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想である。個人が他者を操作することはできない。
「課題の分離」は、対人関係の出発点である。対人関係のゴールは「共同体感覚」にある。「共同体感覚」とは他者を仲間だと見なし、そこに自分の居場所があると感じられること。そこを起点に、自己への執着を他者への関心にシフトしていく。他者に対してほめる・叱るのではく、横の関係に基づく援助としての「勇気づけ」を行う。「勇気づけ」とはつまり感謝の言葉をかけることである。人が勇気を持つことができるのは、「自分には価値がある」と思えたとき。幸福とは「貢献感」である。他者からの承認欲求に通じて得られた「貢献感」には、自由はない。他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにある。
人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスをするように生きる、連続する刹那である。「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当て、過去と未来を振り切る。人生の意味を、自分自身で見出す。対人関係の悩みを解消するには、「人生のタスク」と向き合うことで達成出来る。
 
「人生のタスク」
・行動面の目標
①自立すること
②社会と調和して暮らせること
・行動を支える心理面の目標
①わたしには能力がある、という意識
②人々はわたしの仲間である、という意識
 
 
感想

自分はどうしたいのか、何をしたいのか、自分目線で常に考える。
思考の出発点においては、まずもって「個を最優先」とする。他者の視点を排除し、自己の感覚を言語化することに集中する。他者の視点は、自己の感覚をより高めることに使用する。最近はじめたブログだけど、自己の感覚を研ぎ澄ますのに最適なコンテンツだと感じています。
 
「課題の分離」を取り入れるようになってからというもの、対人関係において必要以上にストレスを受けないようになり、仕事で作業に集中出来るようになりました。気にしないこと、自分が好きなことに集中することで本当に気持ちが前向きになったんです。社会に順応するために無意識的に培った感覚ではあるものの、「人に気を遣い過ぎ」なんですよ。確かに気を遣いすぎる人って、何を考えているか「本音」の部分が分かりづらくて喋りにくい。
「わたし」の価値を見出すためには、「素」で勝負すること。「素」を理解してもらうことで共同体感覚を得ていきたい。こわいけど小手先の言葉じゃなくて、素直に出た自分の言葉で勝負しよう。
 
自分がいま何をしたいのか、どう生きたいのか。
もっと素直に生きないとね。
 
 
使用上の注意

「課題の分離」を実生活に適応しているところですが、特に目上の人物から「態度が悪い」、「もう少し考えてから発言しろ」等の苦情を言われるようになりました。自己の感覚を率直に伝えることは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」への出発点です。スタートした今の時期は他者目線を排除することに主眼を置いているため、当然の結果として他者と軋轢が生じているのだと思います。だからといって、怖じ気づいてまた元通りの他者目線で生活するようになっては意味がありません。慣れてくれば、他者目線を上手く利用しながら円滑に会話を進める余裕が生まれてくるはずです。
この本は自身の心の持ち方について記載はありますが、他者へ自身の言葉を上手く伝える方法については別の教本を読む必要があります。どうすれば相手に響く強いボールを投げることができるのか、また相手が捕球しやすいボールを投げることで言葉のキャッチボールを丁寧に行い、課題解決へと導けるのか、その辺を今後学んで行きたい。
嫌われる勇気の「相手の気持ちを考えない」という考え方 については、その文字通りに意味を解釈してはいけない。「相手の気持ちを考えない」というのは、会話の出発点のみに適応される考え方だと私は思った。まずは自分の気持ちに正直になろう、そしてその後、相手の話をじっくりと聞きながら課題解決方法を一緒になって考える。そういう姿勢が必要なのではないか。
 
おわり。