あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】世界一やさしい問題解決の授業

【本の読書記録パート7】 「世界一やさしい問題解決の授業」
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

 

要約

超1流会社(マッキンゼー)で働いたことのある賢い筆者が、学生向けに書いた問題解決手法を学べる本。
 
一度読んだことある人であれば、以下のサイトがポイントを抑えていて私のまとめよりも断然内容が分かりやすい。

内容

1限目:「問題解決能力を身につけよう」

 
  • どうせどうせ子ちゃん…難しい問題に出会うと「わたしなんてどうせダメよ」とすぐに諦めてしまうタイプ
  • 評論家くん…「原因はこれ!」とわかっているけど実行しない人。口達者。
  • 気合でゴーくん…「ダメなのは気合が足りないからだ」「とりあえずやろう」など精神論で片づけてしまうタイプ。また、自分の考えや意見がないタイプ。
 
問題解決能力があれば、自分で主体的に考え、決断し行動できる。壁に直面しても諦めず、自分の力で乗り越えることができる。そんな人たちを本書では「問題解決キッズ」と呼ぶ。これは持って生まれた才能ではなく、「癖」である。自分の力で考え、行動するという経験を積み上げて行くと、「考え抜く癖」「前向きな姿勢の癖」がついてくる。
 
2限目:「中学生バンド「キノコLovers」を救え!」
 
問題解決のフロー
①:現状を正確に理解する
 
②:原因の特定
  • 原因としてありえるものをリストアップ
  • 原因の仮説を立てる
  • どんな分析をするか考え、情報を集める
  • 分析する
 
③:打ち手の決定
  • 打ち手のアイデアを幅広くリストアップ
  • 最適な打ち手を選択する
  • 実行プランを作成する
 
④:実行
 
 
①:現状を正確に理解する
 
本書には具体的記述があまりなかったけど、この間読んだ「みる わかる 伝える」に書いてあったよね。

②:原因の特定
 
  • 原因としてありえるものをリストアップ
 
問題を細分化する「分解の木」は、原因分析を「はい」「いいえ」で回答できるツリーとして作成する。どのような原因があるかを漏れなく探し出すときや、どのような打ち手があるかアイデアを幅広く、具体的にリストアップするのに重宝する。
 
  • 原因の仮説を立てる
 
「仮説」…正しいかどうかは分からないけれど、現段階で正しいと思う仮の答え。最初に仮説とその根拠を明確にしておけば、いろいろと調べなくても、その仮説が正しいかどうかを簡単にチェックできるようになる。「仮説」を立案するときは、とにかくアイデアを出してみる。どれが最良案であるかは後で検討する。この段階ではあくまでも「仮説」であり、解決策ではない。今の時点では正しい解決策であるかどうか分からない。とはいえ、仮説を立てれば、行き当たりばったりの行動をするより、はるかに楽になる。仮説は間違っていてもよい。間違っている事に気付いたら、その都度修正すればよい。
 
  • どんな分析をするかを考え、情報を集める
 
仮説が正しいかどうか確かめることを「検証する」という。検証するためには、判断材料となる情報や分析が必要である。ただし、1から10まで全て分析するという姿勢だと、分析することそのものにハマってしまい目的を見失ってしまう。限られた時間の中で効率的に最良案を導きだせるよう心がける。本書では、キノコLoversのコンサートへ来てくれるかどうかを3分程度で書ける「アンケート」を実施し、調査人数も絞って調査をしている。
「課題解決シート」は必要な作業が視覚化されるため、ダブったり、うっかり忘れたり、といったことを防げる。つまり、必要な事だけに絞り込むことができる。課題、仮説、根拠、分析・作業、情報源で整理する。
 
課題分析シート(本書の例)
課題
仮説
根拠
分析・作業
情報源
質問①
コンサートに来てくれる人が少ない理由
そもそもコンサートを知らない人が多い
【5%】
クラスの何人かにコンサートの存在を知らせただけだから。
グループ別調査
各クラスでアンケート調査を実施する
アンケート調査
質問②
コンサートを知っていて、来てくれない人
音楽に興味がない人だから
【60%】
音楽が好きだったら来てくれるはず
5人にインタビューしてみる
インタビュー
質問③
今後も継続的にコンサートに来てくれるか
ほとんどが今後も継続的に来てくれるだろう
【100%】
毎回同じ人が来ていて、コンサートの満足度は高いから
コンサートに来てくれた人にインタビューする。1回来たきり、2回目来てない人に理由を聞いてみる
インタビュー
 
  • 分析する
 
仮説と分析結果を比較し、違いをまとめる。
 
課題
仮説
分析結果
違い
質問①
コンサートに来てくれる人が少ない理由
そもそもコンサートを知らない人が多い
【5%】
30%
コンサート自体を知っている人は多い
質問②
コンサートを知っていて、来てくれない人
音楽に興味がない人だから
【60%】
10%
知っているけれど、来てくれない人が多い
質問③
今後も継続的にコンサートに来てくれるか
ほとんどが今後も継続的に来てくれるだろう
【100%】
80%
継続的に来てくれない人もいる
 
分析を行ってみると、仮説とのズレがはっきりしてくる。このズレに気付くことが課題解決への第一歩であり、具体的な打ち手を出す手がかりとなる。
 
 
③:打ち手の決定
 
  • 打ち手のアイデアを幅広くリストアップ
 
可能性を否定せず、考えつくものはすべて「分解の木」を用いてリストアップする。否定しないことが重要なのは、連想ゲームのように面白いアイデアが思い浮かぶかもしれないから。
コンサートの存在を知らせるだけでなく、いかに「行きたくさせるか」という他者の内在的動機を上げるための方法論も一緒に考えてみる。
 
伝える方法
打ち手のアイデア
知らせる
行きたくさせる(動機)
自分たち
HRのときにサビの部分を歌わせてもらう
観客
コンサート最後にLIVE告知と呼びかけをする
校内新聞
「キノコLovers」の新聞を作ってもらう
CD
曲を録音したCDを配る(コンサート告知も同封する)
掲示板
コンサートの日時を学校の掲示板に貼る
 
HP
コンサートの様子や曲をオンラインで聞けるHPを作る
 
 
 
  • 最適な打ち手を選択する
 
現実問題として「時間」、「お金」、「人手」は有限であり、全てはできない。最適な打ち手を選択するには、「実効性」と「効果性」のマトリックスを描くと整理ができる。実効性およびその効果が低いものは、得意な人に手伝ってもらうことで効果を上げることができないかどうか検討する。基本的にはマトリックスの右上から優先的に実行し、次に左上と右下から選び、左下の箱にあるものはやめるというのが基本的な考え方である。
 
  • 実行プランを作成する
 
担当と、実行のタイミング(逆算法)を記載する「実行プラン」を作る。
大きな問題や大勢で取り組む場合でも、簡単にできるようになる。
 
伝える方法
担当
第1週目
第2週目
自分たち:HRのときにサビの部分を歌わせてもらう
3人
・・・
 
観客:コンサート最後にLIVE告知と呼びかけをする
キノコ
 
・・・
HP:コンサートの様子や曲をオンラインで聞けるHPを作る
チコちゃん
・・・
・・・
 
3限目:「CGアニメ監督を夢見るタロー君がパソコンをゲットするまでの物語」
 
一つの大きな夢を成し遂げるには、「長期的な目標」と「短期的な目標」を同時に立案する。
 
目標達成のフロー
①:目標を設定する
 
②:目標と現実のギャップを明確にする
 
③:仮説を立てる
  • 選択肢を幅広くリストアップする
  • 選択肢を絞り込んで仮説を立てる
 
④:仮説が正しいかチェックする
  • 仮説に沿って情報を集める
 
①:目標を設定する
 
目標が具体的であればあるほど、解決策も効果的であり、また実現の可能性が高い。必ず実際に紙に書き出すことが重要。
 
Bad:「パソコンが欲しい」、「パソコンを買う」
Good:「どうすれば、半年以内に、60,000円のさくら社製のパソコンを、人にお金を借りずに、お金を溜めて買うことが出来るか
 
目標には、期日(半年以内)、具体的な目標(60,000円のさくら社製のパソコン)、条件(人にお金を借りない)を盛り込み、解決策を考えて行く。
 
②:目標と現実のギャップを明確にする
 
ギャップが大きい問題であれば、様々な打ち手を考える必要がある。
 
タロー君のケース
半年後の想定貯金額
パソコンの値段
ギャップ
36,500円
60,000円
23500円
 
③以降については、方法論は2限目とほぼ変わらないため省略。
 
感想

あとがきの一節には、「思考の総合力」=「問題を解決する方法まで考え抜き、実際に行動に移す姿勢」がこれからの時代に必要な資質である、と綴られてい る。そして、その方法論を丁寧に分かりやすい具体例を挙げて説明してある。私の周りの優秀な人でも、原因がわかっているけど実行しない「評論家くん」がた くさんいるけど、私はそうなりたくはないと強く感じた。

 

2限目は「問題解決」、3限目は「目標達成」を取り扱っているが、その方法論は変わらない。

①課題(原因)の細分化、②仮説の立案、③最適な打ち手の選定、④実行プランの作成、という4つのステップをこなし、それぞれ必要なツールを使用しながら無意識に出来るようになるまで繰り返し行う。また、関連する別の本を読んで、自分に合う問題解決の方法を探っていきたい。

 

【私の課題】
※現時点では抽象的なので、本書の通り目標設定を具体化すること。
  • 自分が本当にやりたいことを探す、その方法を見つける。
  • ブログのデザインを格好良くしたい。
  • 作曲する習慣をつけたいけど、ノウハウと時間がない。
  • お金を貯金したいけど、つい使ってしまう。
おわり。