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あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】モチベーション3.0

読書
【本の読書記録パート8】 「モチベーション3.0」
 
Kindle版で読みました。
モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

 

 

要約

(「BOOK」データベースより)
時代遅れの成果主義型ver.2.0は創造性を破壊する。21世紀版『人を動かす』モチベーション3.0はワクワクする自発的な動機づけ。
 
本を読み終わってから気付きましたが、youtubeのTEDを見れば内容が大体掴めます。本書はその根拠材料としての具体的事例の紹介が多くを占めているので。

 
内容

 
  • モチベーション1.0 「生存のために行動する」
  • モチベーション2.0 「報酬のために行動する」
  • モチベーション3.0 「自分が好きなことだから行動する」
 
 
【21世紀以降の働き方に求められること】
 
20世紀までは左脳型の単純作業が多くを占めており、従順な労働者を雇えば大概はうまく機能していたため、他人をアメとムチで従わせる方法(モチベーション2.0)が通用した。だが、もうそのような時代ではない。その種の単純な仕事は発展途上国へと委託され、さらには最近ではロボットがその役割を担っている。
 
21世紀において中心となるのは、クリエイティブな右脳型の仕事である。モチベーション3.0では、その活動自体が報酬にあたる。人が最も満足できる経験とは、「フロー状態」に入り込んでいるときである。深い満足感を得られ、やりがいがあるからという理由で、その活動をしたいという欲求は、アートであれ、科学であれ、ビジネスであれ、創造性を最大限に呼び起こす。
 
 
【大きな成功を生み出す】
 
ルーチンワークに対しては、報酬は有害な副作用を伴わずに、モチベーションを上昇させる役割を果たす。しかし、それは一過性のものにすぎない。外的な報酬を得るためだけの目的では、継続が難しい。大きな成功を収める人は、自分の内側から湧き上がる欲求を満たすために猛烈に取り組むから、困難を乗り切れる。
 
大きな成功を生み出す「3つの要素」
 
  • 自律性        「自らの意思で行動を決める」
  • マスタリー(熟達)  「意義あることの熟達を目指して、打ち込む」
  • 目的         「追求を、大きな目的へと結びつける」
 
<補足>
自律性とは、他者からの制約を受けずに行動できるし、他者と円満に相互依存もできること。
マスタリー(熟達)の3つの法則
①:マインドセット(心の持ち方次第)であり、拡張知能観を持つ。
②:目標を変えずに長期間地道に努力を続けることが重要。
③:マスタリーは漸近線であり、どうしても得られないからこそ魅力的である。
 
【モチベーション2.0への報酬方法】
 
右脳型(創造的作業)への報酬は、サプライズ的に実行すれば有害ではない。金銭ではなく、賞賛(お礼)や相手にとって有益な情報であれば尚更良い。
 
 
【真に意欲を引き出す環境】
 
  • 基本的な報酬ラインが保証されていること。(心身共に健康的な生活する上で基本的な報酬は当然必要である)
  • 自律やマスタリー(熟達)を追求する機会が十分に与えられ、日々の仕事が「大きな目的」関連していること
  • ゴルディロックス(簡単すぎず、難しすぎず)で仕事を経験する
 
 
【個人用 タイプI用ツールキット】
 
タイプIは生まれながらの資質ではなく、あとから作られるものである。世界は外発的動機付けにあふれているが、自律性、マスタリー(熟達)、目的を取り入れるための方法。
 
  • フローテストを受ける
  • 大きな目的について…自分を一言で表す文章を考える
  • 毎晩眠りにつく前に、昨日より今日は進歩したかどうか自分に問いかける
  • サグマイスター(長期休暇)をとる
  • オブリーク・ストラテジーズで行き詰まりから抜け出す
 
【マスタリーへ近づく5つのステップ】
 
目的意識を持って焦点を絞る事が必要で、しかも苦痛を伴うものだ。次に挙げるステップを10年にわたって何度も何度も繰り返し、実践すれば達人となれるかもしれない。
 
  • 意図的な訓練には、実力を上げるという一つの目的しかない
  • とにかく反復する
  • 批判的なフィードバックを常に求める
  • 改善すべき点に厳しく焦点を合わせる
  • 訓練の過程の精神的、肉体的疲労を自覚する。
 
感想

学生時代から何事も失敗ばかりで、成功体験が少ない。そのため、自己肯定感が低い…おそらく、若い世代には私と同じようなタイプが多いのでは。自分の意見をはっきり言えない、周りに同調しすぎる、自分がしたいことが分からない、だから人生がつまらない。
 
本書によれば、それはマスタリーを追求するマインドセット=「拡張知能観」を抱けてなかったことが原因にあった。私の場合は「嫌われる勇気」に始まり、今まで読んだ本全てに「自己本位」の重要性が描かれている。またこの本でも、その「自己本位」=「個を最優先とする」ことの重要性が解かれ、自律性からマスタリー (熟達)を目指し、他者との協働によって創造的成果を生み出せ!と読者の背中を強く押す。私は内発的動機付けを持って常に行動する、私はクリエイティブな 仕事を創出する、そういう意識でいれば次第に目の前の環境が変わって行く気がする。
 
だけど、真に意欲を引き出す環境として、基本的な報酬ラインが確保できていることは必須条件だ…。その辺をどう解決するか、やさしく考えていきたい。
 
モチベーション3.0の「自分がやりたいから行動する」、「自らの強みを仕事に活かす」という意識が芽生えたことで、昭和のモノクロ映像の中で生活しているような「錯覚」が生じている。私が今現在働いている職場も同様に、所属している人あるいはその内容ともに、モチベーション2.0で形成されている。日本の仕事・教育の在り方はすでに古い、目まぐるしく変化する時代の潮流に乗り切れていない。田舎で生活していることもあり、そんなこと気付いている人はほとんどいないのは当たり前のこと。最近本を読んで気付いたからといって、私もつい先日までは同じ状態だったのだから…絶対にエラソーにならない、つまりモチベーション3.0を周りに強要しない。
 
おわり。