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あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【作曲】シンセサイザー入門②(モジュレーション、音作りセオリー)

【参考書】

筆者:野崎貴朗
表題:クリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99

クリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99 (CD付き)

クリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99 (CD付き)

モジュレーション

ピッチを揺らして、変調すること

【例】ギターを指で鳴らす
・弦(DESTINATION)=「オシレーター
・指(SOURCE)=「LFO

LFO(Low Frequency Oscilator)

モジュレーションの代表例で、周期的に変化する変調信号を作り出す装置のこと。

DESTINATION
モジュレーション先を決定する。

■RATE
周波数を設定する SYNK機能 「ホストとなるDAWのテンポと同期する」

■AMOUNT
どれくらい揺らすのかを決める

LFO×VCO】

ビブラート

効果:「ゆらゆら揺れる」

【設定例】
f:id:tanomai39:20160311073619p:plain:w500

■LFO1
DESTINATION:OSC
・波形:サイン波か三角波
・RATE:2〜7Hz付近
・AMOUNT:かなり少なめ

【波形】A(ラ音):440Hz付近
f:id:tanomai39:20160311073635p:plain:w350

サイレン

効果:「オクターブの違いを交互に奏法する」

【設定例】
f:id:tanomai39:20160311075902p:plain:w500

■LFO1 ・DESTINATION:OSC
・波形:矩形波
・RATE:8Hz付近
・AMOUNT:3時方向

【波形】A(ラ音):440Hz付近
f:id:tanomai39:20160311075921p:plain:w350

コンピュータ

効果:「R2-D2の声になる」

【設定例】
f:id:tanomai39:20160311080719p:plain:w500

■LFO1
DESTINATION:OSC
・波形:S&H
・RATE:10Hz付近
・AMOUNT:4時方向

ウェザリング効果

効果:「綺麗過ぎる音を少し汚したいときなど」

【設定例】VCO=矩形波 f:id:tanomai39:20160311081930p:plain:w500

■LFO1
DESTINATION:OSC
・波形:ノイズ

LFO×VCF】

ワウワウ

効果:「文字通りワウワウする」

【設定例】
f:id:tanomai39:20160311083333p:plain:w500

■LFO1
DESTINATION:FILTER
・波形:サイン波
・RATE:2Hz付近
・AMOUNT:多めにしないと分かりづらい

■OSC1
DESTINATION:ノコギリ波

■FILTER
・LP24dB
・カットオフを上げる

【波形】A(ラ音):440Hz付近
f:id:tanomai39:20160310220307p:plain:w350

LFO×VCA】

トレモロ

効果:「音量を周期的に変化させる」
ビブラートやワウワウに比べて変調感が少ないため、色を付けたくないが艶が欲しいときに使用する。

f:id:tanomai39:20160310220311p:plain:w500

■LFO2
DESTINATION:VOLUME
・波形:サイン波または三角波
・RATE:2〜7Hz付近

■OSC1
DESTINATION:ノコギリ波

■FILTER
・LP24dB
・レゾナンス12時方向

【波形】
使用:A(ラ音):440Hz付近
変化:波形の形を維持して、上下に揺れる=音量だけが変化する
f:id:tanomai39:20160310220314p:plain:w350

オートパン

効果:「左右のスピーカーで音像が揺れ動く」
設定はトレモロLFO波形を「VOLOUME」から「PAN」に変える

FM音源

FM(Frequency Modulation)=「周波数変調」の略で、クロス・モジュレーションともいう。あるオシレーターのピッチで別のオシレーターのピッチを揺らすという技で、LFOでのビブラートに似ている。
LFOでのビブラートは数Hz程度のゆっくりとした波だったのに比べて、オシレーター同士では非常に高速の波(高い周波数)で揺らすことになるので、ビブラートには聴こえず、その代わり倍音が増えて波形が変化し、劇的に音色が変わることになる。

ベル(FM)

NoiseメーカーではOSC1も波形選択に関係無くサイン波でモジュレーションをかける仕様になっている。FMは金属的な音色を作るのが得意でその代表格とも言えるのが「ベル音色」である。
この音作りのキモは2基のオシレーターのピッチ比率にあり、簡単に言えば比率が非整数倍である方が不規則な倍音が発生し、より金属的な音になる。

【設定例】
f:id:tanomai39:20160313165004p:plain:w350

■OSC1
・波形:ノコギリ波
・TUNE:+17(通常1オクターブ+4度上)
・音量:ゼロ

■OSC2
・波形:サイン波
・TUNE:−24
・FM:1時くらい

■アンプEG(ADSR)
・A:0
・D:2時
・S:0
・R:2時

【波形】A(ラ音):440Hz付近
f:id:tanomai39:20160313164957p:plain:w350

リンクモジュレーション

トレモロの超高速版がリンクモジュレーションである。
これはオシレーターで、オシレーター振幅変調トレモロの専門的な呼び方)することで複雑な倍音を生み出している。リンクモジュレーションの「つまみ」は、かかり型を深くするものではなく、原音とリンクモジュレーションされた音のミックスバランスを変えるためのものである。

原理

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【例】
OSC1(A:100Hz)、OSC2(B:300Hz)のサイン波を出していた場合。
リングモジュレーションすると200Hzと400Hzのサイン波が得られる。

ベル(RM)

【設定例】
f:id:tanomai39:20160313165009p:plain:w350

■OSC1
・波形:矩形波
・TUNE:+12(1オクターブ)
・音量:OSC2と同じ

■OSC2
・波形:サイン波
・TUNE:+3(短3度上)
・音量:OSC1と同じ

※2基のOSCが長6度の関係にある。

■アンプEG(ADSR)
・A:0
・D:2時
・S:0
・R:2時

■MASTER
・RINGMODを調整

【波形】A(ラ音):440Hz付近
f:id:tanomai39:20160313165012p:plain:w350

オシレーター・シンク

シンク元のOSCの波形でシンク先のOSCの波形を、一周期毎に強制的にリセットする。

原理

f:id:tanomai39:20160313165015p:plain:w500

2基のオシレーターで新しい波形を作ることができ、さらにその波形をOSC2のピッチをいじることでダイナミックに変化させることができる。

■シンク元:OSC1
OSC2の周波数がOSC1の整数倍ではない場合、OSC1のピッチが最終的なピッチに鳴る。OSC1のピッチはOSC2の音色には影響しない。

■シンク先:OSC2
OSC2のピッチを変化させると、ピッチではなく音色が変化する。波形を変えれば当然音色も変化する。

音作りセオリー

シンセがとっつきにくいのは、ギターやピアノのように固有の音が存在しないから。
必ず初期の状態を作ってから、音作りに取りかかること。

【OSC】
ノコギリ波

【FILTER】
カットオフ全開、レゾナンス(0)、EG(0)

【アンプEG】
A(0)、D(0)、S(フルテン)、R(0)

音作りセオリー

「シンセの原音」から、以下の手順で優先されるパラメーターを設定する。

f:id:tanomai39:20160320213613p:plain:w500