あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

【本の読書記録パート14】

筆者:内田和成
表題:仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

仮説思考とは何か

仮説思考とは、早い段階で結論を考える力のこと。情報が少ない段階から、常に問題の全体像や結論を考える思考スタイル、あるいは習慣ともいうべきものである。仮説思考を実践すると、仕事がスムーズに進むようになり、同時に正確性も増す。最初は立てた仮説が的外れなものになることも多いはずだが、失敗を積み重ねながら、仮説思考は進化していく。
あらゆる情報を網羅的に調べてから答えを出していくには、時間的にも資源的にも無理がある。実は仕事ができる人は、人より答えを出すのが早いのである。仕事の速い人は限られた情報をベースに、人より早くかつ正確に問題点を発見でき、かつ解決策につなげることのできる思考法を身につけているのである。

問題解決のスピードが格段に速くなる

仮説思考とは、物事を答えから考えること。仕事の進め方で大事なことは答えから発想することだ。課題を分析して答えを出すのではなく、まず答えを出し、それを分析して証明する。

情報は集めるよりも捨てるのが大事

意思決定には何が必要かと尋ねると、多くの人が「情報」と答える。しかし、それは錯覚だ。新たな情報を求めて選択肢が増えてしまったり、知らなかった新事実が出てきたりして、ぐずぐずしたまま意思決定できないケースが多い。

意思決定をするときには、いますでにある選択肢を狭めてくれる情報だけが役立つ。不確実性=エントロピーが下がって確実性が増す情報は、有益なものである。迅速な意思決定のためには、いまある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集すべきなのだ。

わずかな情報から全体像を考える

問題に対する解決策や戦略まで踏み込んで、全体のストーリーをつくってしまう。
最初から自分なりにある程度まで踏み込んだストーリーを組み立て、それが正しいかどうか調べ、間違いに気付いたらただちに軌道修正し、あらためて他のストーリーを考える。この方法が最も効果的。
やってだめなら、他のやり方を試せばよいという発想で、まず仮想を立てる。そして、その仮説を事前に徹底的に調べるのではなく、ある程度目処が立った段階で、後は実施して検証したほうが速いという考え方。そうしたことの繰り返しの結果、仮説の精度や実行スピードが上がっていく。

仮説を使う

実際に問題を解決する場合、2段階の仮説を行う。

  • 問題発見の仮説:問題そのものを発見する。
  • 問題解決の仮説:明らかになった問題を実際に解決する。

ストーリーのアウトラインを作る。 Ⅰ.現状分析、Ⅱ.結論、Ⅲ.提案として全体構成作る。

インタビューから仮説を立てる

深く掘り下げた質問をできるかがカギ。 A事業部に質問した内容だけではなく、B事業部には追加の質問を用意して出かける。
インタビューを一件終わる度に結果を咀嚼し、インタビューの目的と照らし合わせながら、次のインタビューに望む。よいインタビューをするためには、このように質問を進化させていくことが必要。

  • 業界・業務を理解する
  • 問題を発見・整理する
よい仮説を立てる

よい仮説の条件とは

  • 深く掘り下げたものであること
  • 具体的な解決策あるいは戦略に結びつくもの 問題の真因を発見していくときには、一段掘り下げた複数の仮説を立ててみることが重要な役割を果たす。表面的な問題だけでなく、その理由まで掘り下げて考えなくてはならない。

仮説を検証する

仮説を検証する場合、1番確実でわかりやすいのは実験すること。
それも現場での実験が1番分かりやすい。

  • テストマーケティングによる検証
    テストマーケティングとは、商品を発売する際に、全国発売時と同じ条件(同様のマーケティング活動、チャネル設定など)でテスト的に発売すること。初動、リピート、広告や販促との連動などが測定される。

  • ディスカッションによる検証
    仮説の構築、検証、進化させるいずれの場合にも有効な手段。仮説思考のための基本スキルといってよい。

分析による検証
  • 定量分析の基本技
    定量分析:数字を使って分析する
    定性分析:ユーザーの心理・行動を分析する

  • 比較・差異による分析
    最も分かりやすい分析で、2つ・3つのものを比較し、その違いがどこにあるかに着目する。市場シェア、売り上げ、コスト、価格などを比較し、数値化するときに使う。

・時系列による分析

仮説思考力を高める

仮説思考をトレーニングする方法。

  • So Whatを常に考える
    身の回りにある現象が起きたときに、それが意味するとこは何かを考え続けること。
  • なぜを繰り返す
    なぜを最低5回は繰り返す。トヨタでも同じ手法が用いられている。

感想

仮説思考とは、物事の答えから考えること。ストーリーのアウトラインを構成し、「so what」、「ロジックツリー」、「MECE」等で深く掘り下げ、最適な解決策を発見する。

ロジカルシンキングって何だ、さっぱり意味が分からない…という状態で勉強し始めたけど、「世界一やさしい問題解決の手法」、「イシューからはじめよ」から読み始め、優れた知的生産について共通の手法が理解出来て来た。次回【考える】で自分用のフォーマットを作成する予定。

今まで読んだ本の中でも、経営コンサルタント向きの指南書であるように思えた。