あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】内向型を強みにする

【読書記録パート26】

内向型を強みにする

内向型を強みにする

内容

世界の75%が外向的である

わたしたちの文化においては、外向的な特質が尊ばれ、報いられる。社会心理学者デイヴィッド・マイヤース博士は、幸福にはつぎの3つの特性を持つことが重要だと述べている。すなわち、自負心、楽天主義、外向性だ。マイヤース博士は、外向的な人のほうがより幸福であることを証明する調査に基づき、この結論を導き出している。「自分たちは外向的であるべきだ」と。

これらの調査において、参加者は「わたしは人といっしょにいるのが好きだ」とか「わたしはいっしょにいて楽しい人間である」といった項にあてはまるかどうかを問われる。内向型の人は、幸福をこのようなかたちでは表さない。彼らにとては、「わたしは自分自身をよく知っている」「自分の道を自由に進むことができる」といったことが、満足の基準になるのである。

外向型と内向型はどこが違う?

主な違いは、バッテリーの充電方法にある。

*外向型の人
・外向型の人は、外の世界からエネルギーを得る。
・人や活動や物に囲まれて働くことを好む。その目は外に向けられている。
ソーラーパネルに似ている。彼らにとって、ひとりでいることは厚い雲の下で生きているようなもの。外に出て、人と交わる必要がある。

*内向型の人
・内向型の人は、自身の内側からエネルギーを得ている。
・アイデア、感情、印象といった自身のなかの世界からエネルギーを得ている。
・外の世界からの刺激に弱く、すぐに「もう手一杯」という気持ちになる。彼らは自分が消耗しないために、世間との付き合いを制限しなくてはならない。刺激の少ない環境でエネルギーを回復する必要がある。内省する時間を必要とし、発言する前に考える。
・友達が少ないが、より親密な付き合い方をする。

脳から読み解く行動パターン
*外向型の人

内向型の脳ほど内的活動を行わない。刺激を収集し、短く速いドーパミン経路に燃料を補給するために、外界をスキャンしている。

①短いドーパミン経路に支配されている
・後先考えずに喋る。聞くよりもよく話す。
・短期記憶に優れている。時間制限のあるテストに強い。
・議論、新奇なもの、様々な経験によって活気付く。

②交感神経系が優位である ・ストレス下で素早く行動する。
・することがないと落ち着かない。

*内向型の人

内的活動や思考が盛んである。長く遅いアルチルコリン経路に支配されており、副交感神経系を作動させる。

・アルチルコリン、エネルギー保存、副交感神経系と結びついている。

①長く遅いアセチルコリン経路に支配されているため
・記憶力はいいが、その記憶を取り出すのに時間がかかる。
・眠ったあとは、アイデア・考え・感情がよりはっきりする。
・書いたり、喋ったりしないと自分の考えがはっきりわからないことがある。

②服交感神経系が優位である
・ストレス下での反応が遅い。
・エネルギーを回復するために休憩を取らねばならない。

感想

子どもの頃は外交型だった(ように思っていた)

無邪気で残酷な子ども時代を特に苦労することなく周囲とやっていくことができた。

いま思い返してみると子どもの頃からひとりでいる時間が必要だった。あたまのぐるぐるしているときや心が傷ついているとき、ひとりになって落ち着く場所を求めていた。

そして社会人になり、環境の変化や年齢を重ねるにつれて、内向型と思われる人との関わり方の特徴が表面化され、自分でもその感覚を認識するようになった。

お互いの性質を理解する

無口で意見を言わない内向型に対して、考える時間を与えないような問い詰め方をするべきでない。雑音の多い場所に席を置くべきでない。

外交型に対して、個室でデスクワークばかりさせるのは大きなストレスとなる。情報を与えず放置すると、大きな不安を抱く。

内向型と外交型の性質の違いを理解し、 適正な労働環境を与えれば、人は能力を発揮することができる。

大事なのは人の性質を受け入れること。 一般的に外交型であることを求められるが、内向型の人に適切な環境を与えれば大きな力を発揮する。そういう考え方があるかないかで関わり方自体が変わってくる。

分かっていても難しい。外交型の躊躇いのない言い回しが苦手で、あまりコミュニケーションをとらない自分を引け目に感じてしまうことがある。

人を受け入れるには、まず自分の性質を理解し、ありのままを受け入れることが必要。