あとは頼みます。

ここまでは考えたので…

【読書】抜擢される人の人脈力

【読書記録パート29】

内容

抜擢を運任せずにせず、呼び込む

現在のような変化の速い時代に、個人の市場価値を高めるキーワードは「抜擢される機会を創出する力」ではないか、と私は思います。

抜擢を呼び込む良い循環の出来た人には、どんどん活躍の機会が舞い込むようになっていきます。初めは同じくらいの能力と意欲であったとしても、「抜擢された人」と「されない人」の間には、実績という名の大きな開きが出来ていく。

だとすれば、抜擢される機会を運に任せて待っているのではなく、もっと戦略的によびこむ努力をするべきではないか。 その努力とは、能力開発と人脈構築である。

本書では、抜擢を戦略的に引き寄せるための人脈構築の方法を紹介する。
本書でいう「人脈構築と」は、意欲と能力のある人が、自分の力を最大限に活かせるような機会を獲得することを目的に行うものと定義している。
また、本書でいう「抜擢」とは活躍の機会を呼び込み、実績を積み上がって市場価値が高まり、自分で仕事を選べるようになり、自己実現しやすくなるという一連のプロセスの起点になるような「抜擢」を意味する。

人脈スパイラル・モデル

多くの事例を伺っていると、抜擢は偶然ではなく必要であると思わせる共通の要素が浮かびあって来る。抜擢される人は、ラッキーなことが回って来る確率が高くなるような種まきを戦略的に行なっている。

転職や抜擢における私自身の経験と、「経営のプロ」の方たちの豊富な事例を参考にしながら、人脈形成のための共通手法を抽出していったところ「人脈スパイラル・モデル」というフレームワークを構築することができた。

①自分にタグをつける(自分が何屋なのか訴訟ポイントをはっきりさせる)
②コンテンツを作る(「お、こいつは」と思わせる実績事例を作る)
③仲間を広げる(コンテンツを試し合い、お互いに切磋琢磨して、次のステップを共創する)
④自分情報を流通させる(何かの時に自分のことを思い出してもらうよう、タネを蒔く)
⑤チャンスを積極的に取りに行く(実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーを上げる)

話をした人が、思わず他人に話したくなるようなキーワード(タグ)を考え、そのキーワードを立証するような実績事例(コンテンツ)を作り、仲間という人脈の中でそのタグやコンテンツの伝わりやすさを検証し、仲間以外の人に向けてもタグやコンテンツを流通させ、抜擢の機会を呼び込む、というプロセス。

この①から⑤のステップを実践していけば、誰にでも、その人にとって最適な人脈ができる、というモデル。留意するのは、五つの項目はあこの順序が重要であり、一つずつのステップを積み上げて行くことが必要。「効果的な人脈構築は1日にしてならず、されど、誰もが実践できる方法はここにあり」という汎用性の高いモデルである。

このモデルのもう一つの重要な要素となっているのは、「人脈レイヤー」という概念である。
人脈スパイラル・モデルを一周りするごとに「人脈レイヤー」が上がり、自分の能力も、付き合う人脈のレベルも、活躍するステージのレベルも、スパイラル状に昇華して行く、というダイナミックなモデルになっていく。

人脈レイヤーが上がるごとに、「見える世界」の広さは圧倒的に変わる。

①自分にタグをつける

重要なことは、相手が認めるような貢献ポイントを見つけてアピールをする、すなわち、自ら機会を創り出すということ。
この作業は、他の誰もだいたいしてくれない。そして、機会をもらったら徹底的に貢献することによって、仲間、つまり人脈の一員として認めてもらうことができる。
まずは人脈のインナーサークルにしっかりと入り込む必要性がある。貢献する姿勢で臨み続けることが重要で明日が、一度、人脈内に入り込んでしまえば「仲間うち」と認識され、機会の提供も、助け合いも起こる。

まず、抜擢してもらう際に、自分をどのようなキーワードで想起してもらいたいか、という「自分のタグ」を考える。
簡単に言えば「○○といえば、誰々」と想起してもらえるようなフレーズを作る、ということ。

具体的なタグをつければつけるほど、タグ検索などを通じて、自分と近い関心ごとの人が集客できる、という仕組み。
人脈の中の人の脳内検索に引っかかるようなタグを作る。

自分が「どんな仕事のプロになりたいのか」「どんな領域なら人に負けないのか」「どんな世界観を目指したいのか」などを明確にし、相手にわかりやすい形、覚えておいてもらいやすい文言にして伝える。 キラリと光るユニークなキャッチフレーズで勝負する。

②コンテンツを作る

ビジネスにおいては「○○ができる」「○○をやりたい」という言葉だけだと自己評価に過ぎず、信憑性が低いため、裏付けとなるようなわかりやすい事実やエピソードで客観性を立証することが必要。
タグの表現を磨きつつ、ビジネスの現場でそのタグと結びつく何らかの成果を上げる努力をする。成果が出たところで、タグの裏付け証拠となる「コンテンツ」として表現できるものが完成する。

コンテンツとは、たとえ小さな成功体験であっても、あなたの訴訟ポイントを裏付け、第3者が納得するような実績や事例のことを意味する。 どのように表現するかも重要だが、まずはコンテンツとなるような実績そのもを作らなければ、説明のしようおない。

実績をタグにする場合には、最初は具体的な成果出なくても構わない。実績作りにはある程度の時間がかかるし、真の意味での「時の運」も関係してくる。
また。「○○ができる」という「能力」をタグにする場合には、他の人でもできることではなく、小さなことでもいいのでユニークさが重要である。

③仲間を広げる

「抜擢をされて活躍したい」「もっと自分の可能性を試したい」という同じ志を持つ仲間と、人脈の核となるグループを形成する、というのが、この三つ目の行動ステップ。
自分のタグやコンテンツと関連するような切り口での勉強会やコミュニティを形成し、評価されるのか、わかりやすい表現になっているのかをコンテンツの質を磨くことができる。

とりあえずは「小さく産んで大きく育てる」くらいの気持ちで、少人数で始めて見ること。

④自分情報を流通させる

コンテンツの流通に際しては、目的を絞り込むというよりは、何かの時に誰かが自分のことを思い出してくれるように種をまくという姿勢が大切。 多様なチャネルや方法で、自分や仲間のコンテンツを発信し続けることが大切。

⑤チャンスを積極的に取りに行く

④で自分や仲間からコンテンツを発信していると、思わぬところから抜擢の機会が舞い込む。 流通させたコンテンツの即効性は様々で、すぐに効力を発揮する場合もあれば忘れた頃に何かの機会に繋がることもある。 突然にやってくるチャンスは、例えるなら「突風のような上昇気流」である。この流れに上手に乗れば、成長して実績ができる。そして、実績ができたことによって、人脈レイヤーが上がる。

大切なのは上昇気流が来た時に、それを逃さないこと。 大抵自分の目の前に留まっている時間は短いもの。チャンスと見るや、積極的に、それこそなりふり構わず取りに行くことが大事。

この手の抜擢のチャンスとは、すなわち「誰かに買いかぶられて、実力以上のことに挑戦する機会」です。実力以上の仕事をやるのは簡単なことではなく、多くの苦労が伴う。 しかしそれを乗り越えたとき初めて、大きな成長を手にすることができる。「実力不足ではないだろうか」「私より適任者がいるのではないか」と悩む人もいるでしょうが、思い切り背伸びをしているうちに、自分が成長し、いつのまにか踵が地に着くような感覚が得られる。

最初のわらしべを作る

成功を収めた人に話を聞いて見ると「自分でもよく分からないが、なぜか抜擢をされるチャンスが到来し、そこで実績を作れたおかげで次のチャンスに恵まれた」という人がほとんど。 この「最初の実績を作る機会を得る」ことを、私は「最初のわらしべ」をつかむ、と言ってる。「最初のわらしべ」がなければ、立身出世の連鎖を生み出すきっかげが存在しない。

小さなコンテンツを手にいれる方法とは、まずは目の前にある仕事を頑張ること。わらしべ長者でいうところの、最初のわらしべを手にするプロセス。

逆説的ではあるが、ほとんどの場合、他者はその人のコンテンツの現時点での優劣よりも「どこまで真剣に頑張っているか」の意欲を見ている。その「コミットの姿勢」や「想いの強さ」を見て、相手を信頼する。
印象に残るコンテンツにするためには、視点や切り口の面白さ、というものも大事な要素になってくる。

ビジネスの世界における大原則は、ギブ&テイク。「やりたいこと」をテイクするためには、まず求められていることをギブしなければならない。その上で、少しずつ仕事を自分の「やりたいこと」に引き寄せる。 しかも、中途半端な「ギブ」ではいけない。「ギブ&ギブ」ずっと後になってからでもいいから、何かテイクできればラッキーくらいの気持ちが必要。

今や人脈は、仕事をしていれば自然に増えるものではない。自分から、積極的に「いい人脈ネットワーク」を構築していかなければ得られない。 極端な言い方をすれば、いい人脈ネットワークとは、「チャンスが舞い込んでくる」「何かの時に声が掛かる」といった、他薦をしてくれる人たちとのつながりを作ること。すなわち「抜擢される人脈」である。

候補者と一緒に働いたことがある、とか、仲間として共に成長してきた、という推薦にはそれだけの信ぴょう性がある。

呪縛を解き放ち、自分らしく働く

毎日楽しく生き生きと、自分らしく働ける。 そんな素晴らしい職業人生を手にいれることが、人脈スパイラル・モデルの最終目標である。

オンリーワンであり続けるための努力をして、個人名が会社名に先立てば、自分らしい仕事のスタイルを選べるようになって行く。 表層的に言えば、例えば、毎日スーツを着て会社に行かなくてもいいし、自分の好きな時間に仕事をすればいい、となる。 同時に会社の寿命より、自分の労働寿命の方が長くなるので、「定年が怖い」ということもなくなるでしょう。

オンリーワンの存在になると、誰かから求められるようになる。そうなると、自分の売り出し方(タグの付け方)が分かりやすくなり、ブランディングがどんどん簡単になって行く。

「呪縛」によって行動を制限されている状態では、「何のためにこの仕事をしなければならないのか」ということを飲み込まなければならない局面が出てくる。 オンリーワンの存在になっていれば、そこで仕方がない、それが仕事だから、と我慢するのではなく、「その仕事はやらない方がいい」と選択ができる。

感想

今の職場では、自分を売り込んで仕事を取りに行くことが全くない。
だから面白くないし、成長実感がない。

オンリーワンの存在になるべきだし、何よりも自分らしく働くようになりたい。
そのためには人脈スパイラル・モデルの五つのステップに基づき、マスターマインドを作る。

今よりも大きな世界を見るために、今は毎月の課題を着実に取り組む。
グリッド力をつけることが、最初のわらしべを作る近道となる。

自分をうまく売り出すためのアサーションの技術も学んでいきたいところ。